月香る夜の独り言

2023/01/08~noteにて詞を掲載中。https://note.com/mochizukikaguya

cast-off shell

ずっと俯いているね
まるで抜け殻のような
中身(こころ)までも食いつぶした

誰かに「助けて」って言っても
差し出された手を取るのは 自分の手でしょ
夢見て ぼやいて 堕落してく
そんな風にしているのも この“僕”なんだと

ほんとの想いに
僕は応えられなくて…ただ嘆いた
あなたが言いたい
言葉何だろうなんて考えても
湯水のよう溢れる 独白(ことば)たち 意味等持たず

何も感じたりしない
そんな私が怖くて
浅く眠る 深夜零時

「救ってほしい」だとか言わない
悲劇のヒロインになんか なりたくないから
気持ちが掴めぬまま 忘れる
いつかの記憶を想うよ 道はズレてく…

確かめるには まだ
足りぬ感情(こえ)を探っては 首傾げる
空っぽのidentity(じぶん)に 「何か」などあるわけがない

僕の手を握って 現実(いま)という夢の中へ誘い込む

ほんとの素顔を
誰に見せていたのだろう 見せてないかも
確かめるには まだ
足りぬ感情が在る その場所が 何処か分からない

ほんとの想いに
僕は応えられなくて…ただ嘆いた
あなたが言いたい
言葉何だろうなんて 考えては
散らばった心 かき集め 紙に書き出す cast-off shell