月香る夜の独り言

2023/01/08~noteにて詞を掲載中。https://note.com/mochizukikaguya

TALES

水底から見上げれば
夏雲 ゼラチンで固めたブルースカイ
冷たいほど触れてみたい
気持ちに手を伸ばし 途中で諦めた

分からない事に「分からない」と怯えていても
何ひとつ理解できない
何気なく交わされる会話に闇を感じた
あの日を忘れない

上空から見下ろせば
白、黒、黄色だけじゃなく色んな彩(いろ)の
暖かさで溢れてる
心に目を伏せて 嵐を見送った

ものがたりを失ってゆく 言の葉の末路(はて)は
風の便りに書いておこう
いつの日かキミが今日のことを思い出したら
覚えているように

ままならぬ世界に飽きたから
自分の理想郷(せかい)で生きることにした
後ろ髪を引かれて 死んでゆく想いは
この世に怨念となり 呪いをかけるだろう

分からない事に「分からない」と怯えていても
何ひとつ理解できない
何気なく交わされる会話に闇を感じた

ものがたりを失ってゆく 言の葉の末路(はて)は
風の便りに書いておこう
いつの日かキミが今日のことを思い出したら
覚えているように