花道を飾って

真白な景色に思うこと
あの人は元気でいますか？
硝子の世界はこの瞬間（とき）も
粉々に砕けてしまいそうなの
行ったり来たりの感情
私自身も　手に負えない

あの子の手を引いて　何処へゆこうと
彼女の家は此処にある　必ず帰ってきて

この頭を銃弾が貫いても
想い痛み　浮かばれやしない
失敗ばかりのこの道に　花道を飾って
最期くらい　綺麗でいさせて…

気付けばすれ違う心（もの）だけに
離れたら会えない人もいて
君以外変わらぬ毎日も
なんとなく嘘っぽくみえてしまう
死ぬまで一緒と誓った
二人は現実に負けたの

失くしたくないもの　何か知らずに
いなくなってから解るの　「あなたが大切だ」と

壊れるまで逃げないで　耐え続けた
私のこと　褒めてくれますか？
「頑張れ」　「負けるな」　「ちゃんとやれ」
もう何も言わないで
力尽きた　希望は無力でした

こっそり打ち明けた　秘密も嘘も
終わったことと諦めて　天国へ送り出して

手と手を取り合い　下手なりに踊ろう
足と足が　互いを踏みにじる
頭を銃弾が貫いても
想い痛み　浮かばれやしない
失敗ばかりのこの道に　花道を飾って
最期くらい　綺麗でいさせて…