月香る夜の独り言

2023/01/08~noteにて詞を掲載中。https://note.com/mochizukikaguya

ポラリスの声

「祈りにもならない
願いは 何処に届くだろう」
澄んだ瞳(め)でつぶやいた
あの日のことが忘れられない

誰かをとにかく想う事が愛なら
この気持ちは何でもないのかも知れない

「カタチにもならない
思いは 何処に逝くのだろう」
真っ直ぐな視線が
描いた明日を追いかけたいよ

果てなど無いようにみえる こんな街でも
失くした人を想うと狭く感じるの

塵にさえなれない
私は 何になれるだろう
澄み切った空気(くに)では
あらゆることが明らか過ぎる

誰かを大事に想うことが愛なら
憎しみもまたそうなんだと言えるはずだ

果てなど無いようにみえる こんな街でも
失くした人を想うと愛しく輝くの