「祈りにもならない
願いは 何処に届くだろう」
澄んだ瞳(め)でつぶやいた
あの日のことが忘れられない
誰かをとにかく想う事が愛なら
この気持ちは何でもないのかも知れない
「カタチにもならない
思いは 何処に逝くのだろう」
真っ直ぐな視線が
描いた明日を追いかけたいよ
果てなど無いようにみえる こんな街でも
失くした人を想うと狭く感じるの
塵にさえなれない
私は 何になれるだろう
澄み切った空気(くに)では
あらゆることが明らか過ぎる
誰かを大事に想うことが愛なら
憎しみもまたそうなんだと言えるはずだ
果てなど無いようにみえる こんな街でも
失くした人を想うと愛しく輝くの