月香る夜の独り言

2023/01/08~noteにて詞を掲載中。https://note.com/mochizukikaguya

SOARING FLIGHT

まるで飛べない鳥みたいに
うずくまっていた
みえない敵に怯えつづけ
口を閉ざすしかなかった

ただ時が過ぎ すべて悪い幻想(ゆめ)だったように
やがていつもの日常(ひび)が戻るのを待ってたんだ

この空の碧さに吸い込まれてく
光も闇も ちっぽけな塊に見えたんだ
罵られ 怒鳴られ 蹴飛ばされて
確かな答(もの)も夕闇に消えて行くだけのよで
僕は“勇気”をさがしていた

すべてから逃げ出していたよ
何もかも捨てて
不甲斐ない自分(よわさ)への怒り
募るばかりで苛立った

希望(ゆめ)を失い 現実(あす)に目を閉じた悔しさは
重く冷たい世間(かべ)を乗り越える力になる

この空の果てまで羽ばたいてゆく
願いが叶う その瞬間(ひ)まで死ぬわけにいかないよ
追い越され 躓き 泣きわめく日も
忘れはしない 僕らしく そのままで存在する(いる)事を
どんな恐怖(まよい)もかまいはしない

この空が輝き照らしてくれる
哀しい過去も 懐かしい思い出も美しく
追い越され 躓き 泣きわめく日も
忘れはしない 僕らしく そのままで存在する事が
生きる証明(つよさ)になってゆくから
疾風(かぜ)に乗ろうよ 君と二人で