月香る夜の独り言

2023/01/08~noteにて詞を掲載中。https://note.com/mochizukikaguya

Prison

遠くから轟(ひび)く読経
業人を葬(おく)り出す 餞の唄
悲しい事から逃げ出す
臆病者たちの お尻を叩く 
獅子の咆哮

右も左もわからない
あやふやな中を進んでゆく
何者(だれ)かが祈る音がする
それだけが僕の世界(すべて)

常に見張られる独房
自分勝手だった あの頃よりも
幸せなのは何故

上か下かもわからない
あべこべな中を歩いてゆく
こっそり胸に抱いた(きざんだ)十字架
それだけが僕の救い

地図もコンパスも使えない
さかさまな時代(とき)を生きてくんだ
例え喉が潰れようと
届くまで 届いても 叫び続ける

上か下かもわからない
あべこべな中を歩いてゆく
こっそり胸に抱いた(きざんだ)十字架
それだけが僕を救う

ひかり