月香る夜の独り言

2023/01/08~noteにて詞を掲載中。https://note.com/mochizukikaguya

恋猫

木枯らしに誘われて
さかりついた恋心
月が燃ゆる 澄んだ夜空に 届かない想いを吠える

火照った裸体(からだ)を天(そら)に晒し、ナミダみたいな雫
温んだ頬を流れてく 髪を撫でるように

私を愛して、嘘をついて、幻想(ゆめ)だけをみせて欲しい
声にならない言葉が胸を突いた
伝えて下さい 触れて下さい 何もかも曝け出して
一夜限りの契りで解り合える距離にいたい

愛せぬ苦しみ、愛されぬ哀しみが 永遠なら
誰が地獄(ここ)から救ってくれるでしょう

私を愛して、嘘をついて、幻想(ゆめ)だけをみせて欲しい
声にならない言葉が胸を突いた
伝えて下さい 触れて下さい 何もかも曝け出して
一夜限りでいいから

全てを抱きしめ、傷をつけて、現在(いま)だけを生きていたい
消せぬ爪痕 身体中刻み付けた
壊して下さい 泣いて下さい 揺れたまま時を止めて
二度と無い程 激しく強く 今を感じていたい