朝が見えない
もう言葉が何も残ってないみたいに
空腹な真夜中
思わず冷蔵庫に手を伸ばす
飲みかけのジュース 食べかけのチョコレート
中途半端に残った
想い出の寄せ集め ゼリーよせ
眠れないなら 眠らずに起きていればいい
「何かが欠けている」 そんな風に感じる
瞬間完全冷凍
迷わずナイフとフォークを取った
夜空の真空パック 恐がらずに踏み出そう
震える手で奏(うた)う
和音の不安定感 手繰り寄せ
恐怖を煽る 絶望と不安のハーモニー
未来に約束できる事なんて
何も無い
そんなことが身体中を駆け巡る
朝が見えぬ日々
傷跡癒せぬ ヤブ医者のロジック?
それはマジック?
愛されずに生きるのは耐えられない
触れていなければ 薄らいでしまう ah-
記憶の中
誰を責めるでも 守るでもなく ただ
そこに在る奇跡