月香る夜の独り言

2023/01/08~noteにて詞を掲載中。https://note.com/mochizukikaguya

大事なこと

至って 平均的な知識を
ノートにつらつらと綴り
頭に叩き込む行為を
繰り返すだけの毎日

私 生きてるの?

黒板に書かれた方程式
教科書に載っている事実だけが 大事なこと?
自分なりに生きているはずなのに
どうして生きている実感がないの
どうしてきみは頑張っているの?
私だけが進路(いきさき)決まらない クラスの中で
誰よりも幸せになりたいなんて
笑っちゃうよね 何もないのに

大人に逆らう勇気などなく
言われるがまま されるまま
個性(かお)を伏せて歩いていた
列(みち)を外れることもせず

自由 知らなかった

おとなしく周囲(まわり)に従うだけ
前を歩いている子が立ち止まれば 一緒に止まり
歩き出せば 一緒に歩き出した
どうして私は 私なんだろう
どうしてきみは“君”として存在する(いる)の?
一人ぼっちなんて嫌いなのに どういう理由(わけ)で
独りにならなくちゃ 2人になれない
矛盾ばかりが やたら目に付く

誰かが残した落書きと相合傘
…幸せだったのかなぁ?
「落書きはしちゃいけません」って
先生たちは言うのに なぜ みんな従おうとしないのだろう

黒板に書かれた方程式
教科書に載っている事実だけが 正しいこと?
自分なりに生きているはずなのに
どうして生きている実感がないの
どうしてきみは頑張っているの?
愛を与えたいから愛している姿は嘘さ
本当は愛されたいと願うから
強いフリする 臆病者