月香る夜の独り言

2023/01/08~noteにて詞を掲載中。https://note.com/mochizukikaguya

天空の城

移ろうもの この目でみつめながら
精一杯咲き誇る 桜の美しさに
惹かれてゆく想いが 不思議な程
素直になれた 涙する理由(わけ)も必要ない

言葉より確かなもの 胸に秘めて歩く今日も
言葉にならない感情(きもち)を抱きながら旅立つ者達よ

過ぎてゆく風の中たたずむ
希望の光を見つけたのは いつだっただろう
もう二度と戻れない現実(ばしょ)へと
飛び立つその背が消えるまで手を振った 冬の木洩れ日

咲き乱れる桜の生命(いのち)尽きて
儚いモノの在り方を学んだ 幼い青春(はる)

永遠なんてなくても 人は生きてゆけるけれど
それでも私は カタチのないものに焦がれ続けるでしょう

過ぎてゆく時の中色づく
深空(そら)には朝日が輝いてた いつまでも ずっと
もう二度と戻れない過去(ばしょ)には
ひとつも残さず 気持ちだけ連れ去ってしまったけれど

過ぎてゆく風の中たたずむ
希望の光を見つけたのは いつだっただろう
もう二度と戻れない現実(ばしょ)へと
飛び立つその背が迷わぬよう祈ってた 天空の城で