某年の正月。雪が降りしきる中、靴をなくした。ブーツがぎしぎしと真っ白な大地を噛み締め、歩いていたらいつの間にかいなくなっていたのである。私の手から。鞄ごと。何をどうしたらそんな事が起こるのか、私にも分からない。ただ一つ言えるのは、それが本…
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